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【活動報告】EXG2025にて施工実演デモ

一般社団法人 首都圏エクステリア協会(MEX)は、令和7年4月10日・11日に千葉・幕張メッセで開催された「エクステリア&ガーデンエキシビション2025(EXG2025)」に参加し、「ブロック建築技能士による、安全・安心で正しい施工のデモンストレーション」を担当、実演を行いました。
毎年幕張メッセで開催される「EXG(エクステリア&ガーデンエキシビション)」は、年度ごとの業界動向や最新トレンドを把握できる、日本最大級のエクステリア建材展示会です。

今回の主催者テーマブースでは、主要ブロックメーカー3社による合同展示が企画され、その一角において当協会(MEX)も参加しました。ブロック建築技能士やブロック塀診断士といった資格の重要性を広く伝える活動の一環として、施工デモンストレーションや司会進行を担当いたしました。

デモンストレーションは1日5回実施。各回で1段ずつブロックを積み上げ、最終回には5段積みのブロックが完成する構成となっており、各回の合間にはブロック塀診断の実演デモンストレーションも行いました。
初日は、小林会長(有限会社エクスパラダ)による司会のもと、坂口広行技能士(当協会理事・グリーンアーキテクト)と小野龍一技能士(有限会社藤興)がブロック施工を担当。二日目は、齊藤康夫副会長(有限会社藤興)の司会で、大島綾人技能士・大島柊人技能士(ともにエクステリアオオシマ)による実演が行われました。

実演では、検定で見落とされがちな注意点についても丁寧な解説がありました。具体的には、コーナー部分のかぶり厚の確保、ウェブシェルへの目地モルタルの充填、縦筋への突き棒を使った確実な充填方法などが紹介されました。
なお、実演には実際のモルタルではなく、技能検定の内容に準じて、砂と石灰を練り混ぜた材料を使用しています。これは通常のモルタルと違い硬化しないため、扱いが難しく、より高い技術が求められるため、見応えのある内容となりました。

ブロック塀施工の実演の合間には、ブロック塀診断のデモンストレーションが行われました。

初日は綱島正利専務理事(株式会社三水工業)の司会で野村幸一診断士(茜工業)の講師、二日目は齊藤康夫副会長(有限会社藤興)の司会で竹田正悟診断士(当協会理事・有限会社巴企工)が講師担当を務めました。
ブロック塀診断は、有資格者であっても実際に現場で診断業務を経験された方は少ないのが現状かもしれません。実務として取り入れることで、地域の安全なまちづくりに貢献できるだけでなく、エクステリアへの関心も地域全体で高まりを見せることが期待されます。さらに、自治体や地元企業との連携が深まることで、多方面にわたるプラスの効果が生まれるでしょう。

今回の実演が、診断未経験の有資格者の皆様にとって実務の参考となれば幸いです。
当協会では、今回も多くの来場者に立ち見が出るほどの関心を寄せていただいたことを受け、今後もこのような展示会の場を活用し、積極的にプレゼンテーション活動を展開してまいります。
また、ブロック塀が正しく施工されることが地域の安全・安心な暮らしを支えることにつながるという意識を、より多くの方に広めていくとともに、国家資格である「ブロック建築技能士」の取得支援として、技能検定や事前講習の推進にも引き続き力を注いでまいります。
今後とも、多くの施工店や職人の皆さまにご参加いただけますよう、心よりお願い申し上げます。


EXG2025ブロック施工デモ